2009年11月21日土曜日

Hampton Court Palace Garden ① 2009/5/24

The Pond Gardens 回りを生垣で囲まれた沈床花壇になっています。池にはコイなどが放たれているようですが、中には入れません。周囲は宿根草の花壇になっています。

The Great Vine 温室の中で育てられている1768年に植えられたブドウの大樹は有名です。現在もしっかりと管理されて、秋の終わりにはみごとなブドウが収穫でき、売店で購入できるようです。残念ながら5月はブドウの新葉のみでした。
The Lower Orangery Garden メアリー2世が世界各国から集めた植物を入れるためOrangery(ガラス温室)が建てられたようです。冬は温室にしまわれるコンテナ植えの非耐寒性植物が、外に出されテラスを飾っていました。鉢の1つ1つにラベルが付けられよく管理されていました。もちろんオレンジやレモンの木もあります。
クィーン・メアりーズ・バウアー (格子状アーチ形トンネル)両側にシデ類が植えられて、トンネルは100mになります。全面を覆うにはもう少し時間がかかりそうです。

The Knot Garden  16世紀の庭の形に1924年に設計しています。縁どりの中は銅葉のベゴニア・センパフローレンス 赤色と桃色でした。円内は木立ちベゴニアのようです。

これからがFormal Gardensの数々です。王家のプライベートな庭になります。
1995年に復元されたウイリアム3世1702年時代の王家の秘密の庭園 The Privy Garden きっと宮殿の窓からも眺めたことでしょう。上からですと、全体がよく見えます。コニファーのトピアリーが中心の幾何学式の模様庭園です。
ヘンリー8世時代の中庭の再現。医薬用ハーブ、バラなどが植えられ、縁は森の下草を思わせます。

一度見たら忘れられない、Hampton Court Palace Garden のシンボル的存在。噴水庭園と巨大な放射線状に伸びるイチイの並木です。イチイの独特の円錐形、地面から2m位は枝がなく、ずーと遠くまで見通せます。それによって、とてもすっきりした印象を与えます。木陰もできて一休みにもってこいです。

Hampton Court Palace は ヘンリー8世が、部下のウォルゼイ枢機卿の宮殿(1514年築)を召し上げたもの。その広大な敷地にはみごとな庭園が宮殿を囲んでいます。


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